featured image

学習の場として用意したWEBサイトの今後の展望をまとめる

dofdp

Yusuke Sugino
Yusuke Sugino

published on 2023-05-31

授業用にWEBサイトを用意した

プログラミングのクラスでサイトを作りました。オリジナルと言ってもテンプレートを拝借し、改修しただけです。「実践のなかで必要なことを追ってく方が定着しやすいのでは?」という仮説から得た着想を形にしたものとなります。

事前に選んだテンプレートをそのまま拝借し、あとは改修は生徒自身の手で行っています。

背景

授業然としたスタイルを辞め、このような試みた背景としては文法を教えて、、、みたいなことをやっても定着率がイマイチだと感じていました。
目的のなくインプットするよりも、目的ありきで必要に応じて逐次インプットをする方が定着率は高いだろうと思い至り、このような設計としました。

生徒にとっての「オンライン広場」を目指したい

文章化するにあたり、漠然と考えていたサイトを制作した狙いを次の3つに整理できました。詳しくは後述しますが、これらの要素を持つ場所は何に近いかと考えた時に「これは広場だな!?」と感じました。

  1. 自由な遊び場としての機能
  2. ネットワーク構築のための発信機能
  3. 学習の場としての機能
  • バックグラウンドの異なる各々が一箇所に集って自由に話したり遊んだりしているみたいなイメージです
  • そこにいるうちに自然と友達や知り合いができたりする(ネットワーク構築)
  • 学びになっている

生徒が主体になって運営してほしい。大前提として、発信活動であるという特性上、その枠を超えて大きな可能性を秘めていると考えています。

1/ 学習の場として


大前提として、基本的には授業の一環で行っています。

WEBサイト運用のプロセスの中で、ITスキルが自然と知識が身につくようになっています。

  • 記事の制作: ファイル管理やMarkdown記法
  • WEBサイトの改修・修正: ソースコードの追加・修正.GitコマンドはじめとしたTerminalの操作
  • Github付随して必要になるWEBサービスの使い方:

など必要です。Webサイトの制作に授業の一環として取り組むことで、実践の中で自然と身に付くと思っています。
メリットとして、楽しみながら取り組んでもらえる。それに加えて、WEBサイトは身近な友人や家族はもちろん大袈裟に言えば全世界に公開されることになりから、モチベーションの高まりも期待できると考えています。
少々余談になりますが、ホーソン効果といって、他者からの目がある状態だと、良い効果が生まれるとされています。と呼ぶそうです。

心理行動の一つであるホーソン効果とは、他者に注目されることで意思決定に変化が生じ、良い結果が生み出される現象である。ビジネスシーンにおいてホーソン効果が発生すると、社員のモチベーションアップや集中力の継続が期待できる。
ホーソン効果とは?ピグマリオン効果やプラセボ効果との違い、事例を解説 | MarkeTRUNK

2/ 自由な遊び場として


遊び場としての役割です。

  • 自由に企画してコンテンツを欲しい
  • 好きなことをコンテンツにして欲しい
  • やりたいことを実際にやる→コンテンツにする

コンテンツを見て、今まで知らなかった新たな一面を知るということもあるでしょう。

3/ ネットワークの構築


発信活動という特性上、多くの人の目に留まる可能性があります。非常に大きなメリットだと考えている。続けていくことで、学校内の人はもちろん最終的には学校の人以外にもいろんな人と関係値を作ることができるようになると思っている。
当然初期は学校という枠の中で、活動していくことになるが、いずれは学校の枠を飛び越えた活
個人的な狙いとして、ある種口実にして、プログラミングに限らず生徒との接点を作っていけたらいいなと思っている。
動にしたいと思う。
かこつけて、今まで関わりがなかった生徒や先生と新たなつながりを作ることにも役立ってくれるのではないかと思っています。

掲載するコンテンツについて

肝心なのは、具体的にどのようなコンテンツを投稿するか?ということについてだと思います。

  • 他者目線で作ったコンテンツ: 誰かにウケそう・誰かにとって面白そう
  • 自分目線で作ったコンテンツ: 好きなこと・興味があること

前提

段階があると思っています。自分にはない観点や感性を持っていると思うので、コンテンツを企画して実際に作って欲しい。

フェーズ1/ 各人の趣向に基づいたコンテンツ

フェーズ2/ 身近なコミュニティに向けたコンテンツ

身近な人にニーズがあるもの

フェーズ3/ 企画に基づいたコンテンツ

関わり方

ようなサイトにすることが、最終的なゴールです。
一方で、ある程度方向性が固まっていないとバラバラになってしまうので
方向性が固まるまでは短期は主導しようと思っています。ある程度固まってきた段階で徐々に生徒の手に渡していきたいと思っています。

直近の3ヶ月: 先頭に立って全体指揮を取る


これは成果発表会に向けての準備も兼ねる。

  • 短期間で形にしておく必要がある。
  • 主導してコンテンツを制作し、やり方や指針を示すためです。

1/ コンテンツの制作

ゼロの状態なので、コンテンツを制作する必要がある。手本を示すことも兼ねて、数個のコンテンツの制作を主導する。
僕が直接作るものもあるが、分解して任せて完成させようと思う。

2/ プログラミング授業の枠を超えたメンバー集めの導線作り

コンテンツを投下してサイトを成長させていこうとすると、次のような問題点がある

  • 時間的な制約: 週一回行われる授業というで行っており、十分な時間が取れない
  • コンテンツ制作にはプログラミングが関わってこない領域が多くある一方で、対象がプログラミングに興味がある人に限定されてしまう
    授業という枠を飛び越えてサイト作りに携わるメンバーを募集する必要があると考えている。ページを用意するなどして、そのための導線を作っておきたい。

3ヶ月以降: 後方支援に回る


徐々にフェードアウトしていきたいと考えています。気をつけたいのが関わり方についてです。

  • 過度な干渉: 彼らの主体性を奪いかねないと考えている。
  • サポート: 基本は自力で解決する。求められた時だけサポートする。

1/ 移譲

指揮していたものを徐々に任せていくということをやりたい。

  • コンテンツの企画・制作
  • 集まったメンバーの指導・育成
    いい人がいれば、なんなら授業そのものも任せたい。

2/ Podcastによる後方支援

記事が出てくるようになったと仮定して、サイトから離れる代わりにPodcastをやりたい。
生徒が作ったコンテンツを深掘りしていくような内容で、関係値を作ったりすることに役立てたいなと思っている。次はこうしたらいいんじゃない?とか簡単なアドバイスもしやすいと思っている。
また、公開したPodcastがどれだけ広まるかはわからないが成長に貢献してくれるかもしれないし。

自分に課すテーマ: コーチングの実践

いわゆるプロジェクトマネジメントをすることになる。自分のエゴを押し付けないように、生徒の持つ発想や主体性を引き出すようなマネジメントを心がけて自分の学びにしたい。