featured image

10年は放置し続けた自作デスクトップPCのパーツ交換で起きたこと

高校時代に組んで以来、およそ10年はそのままにしていた思い出のデスクトップPCのパーツを交換することにしました。自作PCerには共感できるポイントが多くあるのではないかと思います。

Yusuke Sugino
Yusuke Sugino

published on 2024-10-10

  • PCを組み始めてから起きたこと
  • PCを組み終えてから起きたこと
    の2つに分けています。おそらく「PCを組み終えてから起きたこと」の方がスリルあって楽しめるのではないかと思います。

準備したパーツ

今回のパーツ交換にあたり、パーツは全てAmazonで調達しました。Amazonプライムセールの勢いに任せて、結構ノリで選びました。

1000001057.jpg

CPUとマザーボード選び

とりあえず以前使っていたものと同じIntel製のチップを選びました。10年も経過すればその性能は大幅に底上げされているだろうものの、i3のグレードはなんとな〜く心配なので、ギリ2万円を切っていたi5のcpuを購入しました。前情報として14世代のIntel CPUは地雷という情報は耳にしていたので、それだけは避けました。

尚、内臓グラフィック非搭載なのは後で知りました。(後述)

選んだCPUに対応しているマザーボードの中から手頃な価格のものを選びました。Amazonプライムセールで、定価の半額ぐらいになってました。

SSD選び

SSDはお馴染みのSATA接続以外にM.2 SSDというカード型の規格が登場していたことに驚きました。僕が普段使っているMac Book AirなどのノートPCでは当たり前のように装備されているもののようです。

カード型の規格の優位性としては、従来のSATA接続よりもコンパクトでスピードが速い上にコストメリットもあるらしいです。要するに完全に上位互換。

PCを組み始めてから起きたこと

続いてPCの蓋を開けてから起きたことです。自作PCerの方々にとっては共感ポイントがたくさんあるのではないかと思います。

約10年間蓄積された埃がやばくて萎える

とりあえず蓋開けてみたら、埃と蜘蛛の巣がこびりついてました。おぞましすぎて、写真は撮れませんでした。

2-9.webp
https://www.smaphodock24.jp/blog/パーツ故障、破損/ファン故障/13808

参考までにこの写真は他サイトからの転載です。これに似たような感じになってました。

パーツの規格を間違えていたことに気づき萎える

折角なので、メモリも4GBx2から8GBx2と増設することにしました。メモリスロットに対してメモリの長さが明らかに足りず、ノートパソコン用のメモリを購入していたことに気づきました。こういうケアレスミスもあるあるじゃないかと思います。

メモリスロットが硬すぎて、挿入できたと勘違いする

デスクトップ用のメモリを追加で購入し、今度はメモリスロットに無事挿せた。と思ったら、電源はつくものの、BootMenuすら起動しませんでした。
なぜ起動しないか、の原因はまたもやメモリスロットでした。これはダントツのあるあるだと思うのですが、メモリスロットが硬すぎるのです。
このPCを1から組んだ高校時代にも、同じ轍を踏んでいたっけなとを思い出しました。

「Q LED」の仕組みにめっちゃ感謝する

マザーボードには「Q LED」というエラー検知システムが備わっています。点灯するランプの色でどこに異常があるかがわかります。
メモリスロットに挿せていなかったこともQ LEDのおかげで気づくことができました。さらに購入したCPUがグラフィック非搭載だったことも、Q LEDのおかげで気づくことができました。
原因が特定できず、一生彷徨っていたと思います。感謝。

こんな感じで、無事組み終わりました。

1000001061.jpg

組み終えてから起きたこと

無事組み終えて、以前と同様にWindowsが起動することも確認できました。なんだかんだ結構楽勝だったな〜と思っていましたが、ここからが茨の道でした。

SSDをクローンするも失敗し、しまいにはWindowsが動かなくなる

新旧どちらのSSDもCrucial製だったので、Crucialから出ている無料のクローンソフトを使ってクローンしました。

すると、クローン先の新しいSSDはおろか、クローン元の古いSSDからでさえWindowsが動かなくなってしまいました。
W11-BOOTMGR-Missing.png

いろいろ調べてみても修復手段が見当たらず、焦りました。

渋々インストールメディアを購入するも、今度は「Windows11のインストール要件を満たしていない」と言われ焦る

結局打つ手がなかったので、渋々Windwosインストール用のUSBを購入することにしました。

ちなみにライセンスが不要な場合は、Microsoftのサイトから無料でダウンロードができるようです。

「このPCはWindows11をインストールする最小システム要件を満たしていません」と言われる

購入したUSBを使い、新品のSSDにWindowsをクリーンインストールします。するとまたエラーが。
意訳すると「お使いのPCはWindows11をインストールするシステム要件を満たしていない」というもので、インストールできず。全く身に覚えがなく、これも焦りました。

原因: GPTディスクにはWindows 11をインストールできない

結果以前にSSDをクローンした際に、ディスクタイプをMBRからGPTに変更していたことが原因でした。
幸いディスクタイプは、UEFIメニューのコマンドプロンプトから変更することができました。

10年以来のPC組みを終えた感想

最後に簡単に感想書いて終わります。

土に埋めたタイムマシンを開けた、ノスタルジーを感じれた

このPCを1から組んだ高校時代のことが自然と思い出され、なんやかんやで楽しかったです。
定期試験期間中に勉強をほったらかして悪戦苦闘しながらPCを組んだ高校時代を思い出す、非常にノスタルジックな体験でした。
新しいマザーボードが格好良くて感動したり、SSDクローン失敗するとかのトラブルも含めて、これがPC自作の醍醐味なんだな〜と感じました。

GPUの交換を早くしたい

内臓GPUがついていないCPUを購入してしまったので、本来は破棄する予定だったかなり古いGPUを使い続ける羽目になってしまいました。タイミングを見て新しいGPUを装着したいと思います。
ちなみに今使っているGPUはこれです。

調べたらメルカリで二千円で購入できるようです。笑